地方公務員アワード2024受賞者の想いをグラレコで解説!地域貢献の実績とは?

地域を支える地方公務員の素晴らしい実績と、それを支える熱い「思い」をご存じですか?

2024年「地方公務員アワード」では、全国各地で活躍する公務員たちが登壇し、課題解決に挑んできた経験を語りました。私たちはその実績と裏にある思いをグラフィックレコーディングで視覚化しました。この記事では、彼らの想いにフォーカス!

地方公務員アワード」とは、地方公務員オンラインサロンHOLGが主催する地方公務員が地域社会で行っている優れた取り組みを表彰するイベントです。

地域の課題解決や住民サービス向上に尽力する公務員たちの活動を広く紹介し、その功績を讃えます。

2024年のアワードでは、11名の「すごい!地方公務員賞」受賞者に加え、30歳以下を対象とした「ネクストホープ賞」も新設されました。

詳細はこちらをご覧ください。

私、小川綾と桒嶋杏奈さんは、それぞれの実績の裏に込められた「思い」をグラフィックレコーディング(グラレコ)で描きました。受賞者たちの語る情熱やビジョンを、視覚を通じて皆さんにお伝えできればと思います。

目次

地域の変革を牽引する公務員たちの熱意

最初に登壇したのは、大阪府羽曳野市辻村真輝さん

辻村さんは、独自の発想力と行動力で市の施策をリードしてきました。

消費者啓発では自ら詐欺役を演じた実写マンガやSNS統計活用を導入し、広報効果を飛躍的に向上。また、狩猟免許を取得して猟友会の協力を得るなど、周囲の信頼を得る手腕も抜群。

新型コロナウイルスの大規模ワクチン接種体制の確立では、全国から注目を集め、そのノウハウを共有しました。

グラレコでは、そんな辻村さんの仕事を楽しむ姿勢の秘訣や仕事の向き合い方、住民との対話を大切にし、シンプルな発想で前進する姿勢を描きました。(小川担当)

続いて、静岡県磐田市伊藤貴規さん。伊藤さんは保健師としてだけでなく、地域活性化とつながりを生み出すハブとして多くの人々を繋げています。

彼は「若者いわたネットワーク」や「いわたゆきまつり」を通じて6,000人規模のイベントを開催し、地域の課題解決に貢献。

また、全国男性保健師のネットワークを立ち上げ、広い人脈を広げ続けています。

グラレコでは、彼が「仲間と共に支える」ことを軸にした活動を視覚的に描きだされています。(桒嶋さん担当)

堺市郷田秀章さんは、スマホアプリ「すいりん」を開発し、水道業務のDX化を推進しました。

このアプリによって、ペーパーレス化や業務効率化が進み、全国70以上の自治体で導入されています。

郵送コスト削減や作業効率向上に加え、CO2削減にも貢献し、日本水道協会から水道イノベーション賞を受賞。彼は、DXを通じて水道業務の未来を大きく変えた先駆者です。

グラレコでは、郷田さんのマンホール愛と深く入り込むことで見えてきたつながりの大切さを描きました。(小川作成)

さらに、愛媛県武田亜可理さんは、日本の水産業の再生を目指し、漁業現場に出向いて現場の声を直接聞き、水産資源の維持や地域漁業の復活に取り組んでいます。

漁船に乗り込み、厳しい漁業を体験する行動力や、イベント主催で地域を盛り上げるなど、幅広い活動を展開。

知識を深めるために社会人学生として大学にも通い、現場での実体験を通じた情報発信にも力を入れています。

「海をとおして心を豊かにする人を1人でも増やしたい」という彼女の思いが、グラレコに描かれています。(桒嶋さん作成)

豊田市近藤裕さんは、ラリー世界大会を通じて市民の参加意識を高め、75%だった認知度を94%に引き上げることに成功!

職員や市民団体と協力し、少ない予算で大規模な効果を生み出し、市民25万人に啓発を実施。

プライベートでも市民活動を展開し、2百以上の団体を巻き込むなど、多くの人を楽しみながら参加させるリーダーシップを発揮したその姿勢の裏にあるデザインの力と人を巻き込む秘訣をグラレコで表現しました。(小川作成)

近藤さんの応援団の方々の熱量も会場を盛り上げました!

また、草加市安高昌輝さんは、予算ゼロ・経験ゼロにもかかわらず広報紙のフルリニューアルを成功させ、県内広報コンテストで受賞。

特集ページを導入し、フルカラー化を進めたことで市民からの反響も上々。

市民と行政を繋ぐ広報を刷新した彼のリーダーシップは、生まれ育ったまちへの愛情に裏打ちされています。

限られたリソースを最大限に活かし、草加市の広報活動に大きな変革をもたらしました。

市民に分かりやすく情報を伝えることを目指した彼の取り組みが、グラレコを通じて視覚的に表現されました。(桒嶋さん作成)

若手公務員の挑戦

高砂市茅野裕也さんは、生活保護担当として勤務しながら、商店街活性化に大きな貢献を果たしました。

彼は、地域住民や大学との連携を実現し、大学との協力で地域プロジェクトを立ち上げ、学生や地元企業を巻き込んで商店街の魅力を発信。

生活保護の仕事をこなしつつ、地域活性化のために商工担当や金融機関を説得し、チームを組織するなど、その行動力と巻き込み力が評価されています。

人の夢を叶えることが自分の喜び」という彼の信念やその後ろにある想いをグラレコで描きました。(小川作成)

滑川市林和輝さんは、未活用だった公園を活用してビアマルシェを企画し、地域活性化に貢献。

さらに、公民連携課の創設を提案し、今年その部署が設立されるなど、官民協力の基盤を作り上げたことが評価されています。

彼の人脈を活かした地域課題解決の力や、地域住民と企業の連携を推進する取り組みが、地域全体の魅力向上に繋がっています。

彼の「地域と共に新しい価値を創り出す」姿勢をグラレコに描きました。(小川作成)

またお二人からボトムアップで立案する際に気をつけたPOINTが共有されました。

豊田市橋本一磨さんは、自治体の未収債権問題に取り組み、「徴収一元化」と「官民連携」を通じて、6年間で約28億円の未収債権を回収。

彼の取り組みは全国初で、住民の財産を守るために行政改革を推進しました。

また、弁護士との連携でコスト削減と生活困窮者の支援に成功し、全国の自治体にその成果を広めています。

橋本さんの活動は、地方自治法改正にも影響を与えました。「地方の財政を立て直す」という彼の使命感がグラレコに表現されています。(桒嶋さん作成)

地域を超えて広がる活動と未来への貢献

川西市池田次郎さんは、コロナ禍で全国初のハイブリッド成人式を実施し、式典形式を一新。

また、市内の全公民館を利用して中学生対象の無料学習塾を立ち上げ、教育格差を解消する施策を推進しました。

広報活動でも数々の受賞歴があり、市制70周年事業の特設サイト運営や効果的なプロモーションで市民と行政を結びつける活動が評価されています。

広報で地域の魅力を伝え、次世代の職員を育むことを目指した彼の思いをグラレコで描きました。(小川作成)

宇治田原町勝谷聡一さんは、ふるさと納税を活用し、子どもたちの未来を支えるプロジェクト「未来挑戦隊チャレンジャー育成PROJECT」を自ら企画し、50以上の事業を立ち上げました。

子どもの可能性を引き出す取り組みで、町の最重要政策に位置づけられています。

彼の活動は、地域に好循環を生み、ふるさと納税の使い道に新たな価値を創出しました。

「未来の子どもたちを支える」という彼の強い意志が、グラレコで描かれています。(桒嶋さん作成)

瑞浪市伊藤允一さんは、「あつまれ どうぶつの森」で瑞浪市の魅力をプロモーションしたり、シティプロモーション動画「奇跡の化石」を制作して、全国や世界で評価されました。

さらに、ビームスとコラボして新商品開発やふるさと納税の寄附額増加にも成功。

移住施策や空き家バンク、地域の若者を巻き込んだ活動を通じ、地域活性化に大きく貢献しています。

新しい視点で地域を見直し、住民をまきこみ住民主体で活性化させていく伊藤さんの姿を視覚的に表現しました。(小川作成)

実績を支える「思い」を可視化する

今回の「地方公務員アワード2024」では、受賞者たちの実績だけでなく、その裏にある強い「想い」を、小川と桒嶋杏奈さんがグラフィックレコーディングで描きました。

彼らが語ったビジョンや情熱を視覚的に表現することで、読者の皆さんにもその思いが伝わることを願っています。

地方公務員AWARDは、「地味」「派手」を問わず、地方公務員の素晴らしい仕事に光を当てることを目指しています。

受賞者たちの取り組みが、地方の活性化に寄与し、公務員が力を発揮しやすい環境作りに貢献することを期待しています。

情熱が伝播し、地域住民や他自治体、さらに全国へと広がり、公務員の役割や価値が再認識されることで、住民サービスの向上につながることを期待しています!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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