こんにちは。
宮崎を拠点にグラフィックレコーディングをしている、ワカツタの小川綾です。
9月は、福岡へ日帰りで描きに行ったり、宮崎からオンラインで東京の対話にご一緒したり。現場で描く時間と、机に向かって絵を仕上げる時間を行き来していました。
9月はシルバーウィークや子どもたちの習い事なども重なり、あっという間に過ぎ去っていった、そんな印象でした。

会社のこれからを考える場もあれば、若い世代が読書や図書館について話す場もある。
テーマは違っても、誰かの考えを絵と言葉にして、ほかの人と一緒に見られるようにすることは共通していた気がします。
今月のお仕事と、学びや発信の近況を振り返ります。
9月のお仕事
理念を、日々目にする一枚に|有限会社 東広告社様のビジョンマップ
今月は、有限会社 東広告社様の経営理念や将来像を、一枚のビジョンマップにする制作を進めました。
会社が大切にしていることを、関わる皆様と共有したい。
言葉でまとめられた経営計画をもとに、お話をうかがいながら、どんな場面を描くかを考えていくお仕事です。
打ち合わせと絵の確認を重ね、文字の見え方や配置も調整しました。
大きく掲示して見るときと、手元の紙で読むときでは、読みやすさが変わります。
配布する大きさに縮めても読めることを確かめながら、仕上げ、完成したビジョンマップがこちら。

制作の途中と、納品のあとに、こんな言葉をいただきました。
ビジョンマップを作成する中で私自身とても整理され、向かう方向が決まってきました。打合せをしながら、自社のビジョンが整理されて明確になりました
できあがった一枚だけでなく、つくっていく途中のやり取りが、整理の時間になっていた。
そう言っていただけたことが、とても嬉しかったです。
描く内容と、使う場面の両方をうかがって形にする。
ビジョンマップのご相談では、そんなやり取りも大切にしています。
商店街の発信を、一緒に学ぶ
9月11日は、「みやざき商店街魅力発信人材育成事業」の第1回講座へ。
諏訪園哲哉さんによる「発信テーマの見つけ方」を学び、私も当日の内容をグラレコにまとめました。

何のために発信するのか、誰に届けたいのか。
講座では、自分の目的を書き出したり、受け取る人の立場を想像したりしました。


講座の最中に描いたグラレコを、講座を振り返る記事や、事業の発信に使っていただく素材としてお渡ししています。
一度描いたものが、記事になり、SNSの投稿になり、形を変えながら何度も使われていく。
講座が終わったあとにも、記録が人と人を繋ぐ役割を果たしてくれているのを感じました。

会社の将来像を話し合う場へ|福岡でのグラレコ
9月15日は、福岡で企業のワークショップにもご一緒しました。
複数のグラフィックレコーダーで関わるお仕事で、事前に当日の進め方をすり合わせてから現場に入りました。

会場ではアナログで記録しました。当日は、描いた内容を手がかりに、大切な点を確かめながら進行していただく場面もありました。
その後は、共有用のビジュアルレポートに整える作業を進めています。
その場で話を追いながら描くことと、あとから読む人に向けて整えること。
どちらにも、それぞれの確認が必要です。
言葉の表記や、補足しておきたい内容を確かめながら、9月末も仕上げを続けていました。
社内で話し合った内容のため詳しいご紹介は控えますが、会社のこれからを考える場でも、グラレコをご活用いただいています。

ご一緒したグラフィックレコーダーの皆様、準備や確認を進めてくださった皆様、ありがとうございました。
これからの働き方を考える|宮崎市のグループワーク
9月24日は、宮崎市の「若者と女性に選ばれる企業づくり推進事業」のグループワークでグラレコを担当しました。
若者の流出など、宮崎市が抱える課題も踏まえながら、参加企業の皆様が自分たちの会社で取り組むことを考えていく事業です。
第1回のテーマは「宮崎市と自社のめざす理想の姿を描く」。
講師のお話や、大学生が会社を選ぶときの視点を聞くインタビューがあり、企業の皆様は、10年後のありたい姿と、そのために3年後までに実現したいことを考えました。
私は、講師や大学生のお話と、グループワークで出てきた将来像をグラレコにまとめました。
一つの発言を切り取るだけでなく、何を受けてその話が出てきたのか、つながりも見えるようにするためです。
今回のワークは、来年1月のアクション宣言へと続いていきます。
話し合いの記録があれば、次の回に集まったときにも、前に考えたことに戻る手がかりになります。今回描いた理想の姿を、次の回で具体的な取り組みに落とし込んでいくときにも、見返していただけたら嬉しいです。
若い世代の声を、画面越しに描く|東京都北区
9月26日は、東京都北区の「区政に届け!オンライントーク」でグラレコを描きました。
今回のテーマは「読書について、みんなの声を聞かせて!」。中学生から20代の若い世代と、区長が意見を交わすオンラインの場です。

推し本のこと、図書館のサービスのこと。
最近ハマっていることや、普段どこから情報を集めているか。
四つのテーマに沿って交わされるお話を、絵と言葉でまとめていきました。
オンラインでは、話を聞きながら、画面の中のいくつもの情報を追いかけることになります。
グラレコは、そのときに出てきた話を、少し立ち止まって見返すためにも使えます。
今回は、休憩までに途中のデータをお送りし、参加者に投影し、振り返りをさせてていただきました。
終わってから納品するだけでなく、その日の対話の中で見ていただきました。
グラレコを見ながらその日のお話を振り返る「ハーベストバック」。皆様の声が、次の施策を考える材料になるようにと思って、振り返りをさせていただきました。
今後は、ホームページへの掲載や、関連施設での掲示にも使っていただく予定と伺っています。
図書館のお話をうかがっているうちに、私もいつか北区の図書館を訪ねてみたくなりました。
描くことを学び、伝え方を見直す
9月は、オンラインの「ビジュアルプラクティス 応用編」を受講しました。
グラフィックレコーディングやグラフィックファシリテーションの実践者向けの講座です。
また、10月の「問いのリーダーシップ研究会」に向けた打ち合わせにも参加しています。
自分の経験を言葉にして伝える練習をする機会もありました。
普段は人のお話を聞いて描くことが多いですが、今度は自分が話す側になる準備です。
私が事業の中で大切にしている一つとして
グラフィックで、未来の種を削り出す。
会議や話し合いの中には、まだ形になっていない想いやアイデアがあります。
それを絵と言葉にして、ほかの人と一緒に見られるようにする。
描いたものがあることで、あとから「あのとき何を話したっけ」と戻れるようにする。そして次の行動につなげていく。
対話をビジュアライズしていくパワフルさを、今も探求しています。
お仕事や学びの場でご一緒してくださった皆様、今月もありがとうございました。
お問い合わせ
会議で出てくる意見を、みんなで見ながら話せるようにしたい。
大切にしている理念や構想を、社内で共有できる絵にしたい。
ワカツタでは、対話をその場で描くグラフィックレコーディングや、想いを一枚にするビジョンマップも制作しています。
描いた記録を、あとから共有しやすい形に整えるご相談もお受けしています。
「こんな場でも頼めるのかな?」という段階でも大丈夫です。
誰と、何を考える場なのか。できあがったものを、どんなふうに使いたいのか。
お話をうかがいながら、一緒に考えていけたらと思います。
九州を拠点に、全国各地の対話の場所へ。
オンラインでのお仕事や、ファシリテーター・コンサルタントの方との協働にも対応しています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また来月、お仕事と近況をお届けします。


