2023年8月、宮崎市で第六次総合計画策定に向けたワークショップが開催されました。
若い世代からも広く意見やアイデアを取り入れたいという思いから参加者は学生・若手職員。
私は、異なる部署をまたぐ協力の一環として、ワークショップのグラフィックレコーディング(以下、グラレコ)を担当しました。
本市で総合計画策定のワークショップが行われるのは初めて!
ということで、この記事では宮崎市第六次総合計画策定ワークショップの舞台裏について詳しく紹介します。
第六次宮崎市総合計画とは?
第六次宮崎市総合計画は、まちづくりの指針であり、最も重要な計画です。
現在の計画は令和6年度までで、令和7年度から新たな計画がスタートします。
今後のまちづくりの方向性を決める重要な計画に若い方々の意見を取り入れるため
今回ワークショップが開催されました。
https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/city/plan/5th_generalplan/152918.html
事前準備
打ち合わせ
計画策定のワークショップに向けて、メンバーとファシリテーターとの事前打ち合わせが行われました。
- ワークショップの内容
- 進行方法
- 役割
- グラレコの目的
などについて詳細に話し合いました。
ワークショップでは、各参加者が模造紙に意見を書き出すため、プロセスを視覚的に表現することが重要でした。
打ち合わせの結果、会場の雰囲気や参加者の様子をグラレコで表現することに。
普段は会議の内容を記録するグラレコを描くことが多いので、
会場の様子を描くグラレコは初めての挑戦でしたが、非常に楽しい経験でした。
2. 会場下見
ワークショップは2回にわたって行われました。
各回で会場が異なるため、毎回必ず下見が必要です。
- 会場にいる人々の動線
- 参加者の視認性
などを考慮し、模造紙を貼る位置を決定。
結果、模造紙4枚に描くことに決定!
パネル制作
ワークショップは初めましての人ばかり。
会場に楽しい雰囲気を持ち込むために、パネルを準備してみました。
真っ白なパネルにポスカでテーマ名を描いて、模造紙の上に貼り付けました。
模造紙下書き
会場で模造紙を貼る位置と枚数を決めた後、自宅で下書き。
進行表に基づき
- タイトルを描き
- 構成を練り
- 色を選定
会場は広かったため、セクションごとに色分けすることで、遠くからでも分かりやすくしました。
当日の事前準備はこれらのパネルや模造紙をみんなで協力して会場に設置。
ワークショップ本番
第1回 M-Linkワークショップ
いよいよ1回目のワークショップが始まりました。
初対面の参加者同士、挨拶から始め、アイスブレイクを経て次第に緊張がほぐれていきました。
議論は盛り上がり、参加者どうし積極的に意見を出し合っていました。
市職員がファシリテーターとして進行をサポートしましたが、各メンバーが自分の意見を主体的に発表する姿勢がとても印象的でした。
市長、副市長、議員も見学に来られ、会議の様子を感じていました。
完成したグラレコはコチラ▼
市のホームページでも取り組みが公開されました▼
https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/city/plan/6th_generalplan/357699.html
第2回 M-Linkワークショップ
2回目のワークショップでは、会場を変えて行われました。
- 経済・産業・都市基盤
- 福祉・医療・共生社会
- 子育て・教育・環境
に分かれて、より具体的なアクションについて議論しました。
前回のワークショップを踏まえて内容を深め、具体的な提案をまとめました。
発散と収束を経て、10年度に実現したいことやそのための取り組みが形に。
完成したグラレコはコチラ▼
市ホームページでも取り組みが紹介されました▼
https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/city/plan/6th_generalplan/357730.html
会議の雰囲気を描くことの意義と振り返り
会場で起こっている声や雰囲気、参加者の姿などをグラレコで描くのは初めての経験で、最初は不安でした。
しかし、実際に描いてみると、グラレコが会場の出来事を視覚的に記録し、ムービーのように伝える役割を果たすことに気づきました。
ワークショップが終了しても、グラレコには会議の過程や雰囲気、感情の変化などが記録されています。
これにより、当日の出来事が生き生きと蘇るのです。
ワークショップを通じて出された意見や提案は、今後、産官学民の審議を経て、宮崎市の将来の方向性を指し示す指針となります。
ワークショップの過程や成果をグラレコが伝える手助けができたなら、何より嬉しいです。
まとめ
このワークショップを通じて、宮崎市の未来に向けた多くの意見とアイデアが生まれました。
これらの提案は今後、宮崎市の発展に貢献していくことでしょう。
グラレコがワークショップの議論や進行の地図として役立ち、参加者や市民が当日の出来事を振り返るのに役立つことを願っています。
今後も宮崎市内外問わずのまちづくりに関してのイベントや活動で、グラフィックレコーディングを活用した場づくりを実践していきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今日も素敵な1日を!