都城青年会議所の60周年を祝してシンポジウムが開催されました。
このブログでは、シンポジウムを通じて描いたビジョングラレコについて詳しくご紹介します。
ビジョングラレコとは?
会社のビジョン・ミッション・バリューや組織の目標などをビジュアライズする方法。
対話を重ねながら組織の目指す方向を可視化し1枚の絵に落とし込むことで
・組織としての方向性の明確化・チームの意欲向上・新たな関係性の創出などの効果が期待されます!
都城青年会議所 60周年を記念してシンポジウムが開催
60周年を迎える都城青年会議所は、その歴史と共に成長してきました。
この節目の年に開催されたシンポジウムでは、地域の未来に向けたビジョンを共有し、さらなる発展に向けたアイデアや取り組みが議論されました。
ワークショプも行われ、参加者で都城の未来を創り上げるために様々な視点から意見を交換し、共感を深めました。
描いたグラレコはこちら▼
シンポジウム
ワークショップ
めぐるをテーマに描いたビジョン制作プロセス
制作プロセスと完成したビジョングラレコ
ワークショップを通じて出された意見をもとに、後日ビジョンを可視化しました。
まずは前回のワークショップのヒアリング結果を共有しました。
今回のビジョングラレコのテーマは「めぐる」
- 人が行き交う(巡る)
- 地域資源が循環する(廻る)
- 思いやりが連鎖する(恵る)
それらの想いをこめ「めぐるまち、都城」とされました。
このテーマを視覚化するために絵を描いていきます。
ヒアリングを通じてイメージしたラフを共有し、再度ヒアリング。
この過程を繰り返すことで、段々と形ができてきました。
ビジョン策定の過程では、青年会議所メンバーの方々と共にアイデアや意見を出し合い、絵を形作っていきました。
ワークショップでの内容を踏まえ、さらに対話を重ね、都城の魅力や課題を考えながら、将来の都城をどのように形作っていくか?
どのように組織が目指す未来像を共有すれば、地域がさらにより良い場所になっていくのか?
意見や思いをヒアリングしながら、絵に反映させることで、より具体的なビジョンを形作っていきました。
ビジョングラレコ完成
都城の霧島連山をモチーフにしたビジョングラレコが完成。
霧島連山は、都城の自然環境の象徴であり、その美しさや豊かさは今回の「めぐる」というテーマにも一致しています。
完成したビジョングラレコはこちら▼
ビジョングラレコには、霧島連山に見立てた山に環境、社会、経済、人材の4つの要素が層になって循環する様子を描きました。
ビジョングラレコのモチーフ紹介
各モチーフは環境編、社会編、人材編、経済編の4つに分けて説明されます。
それぞれのモチーフには、込めた具体的な取り組みやアイデアをご紹介します!
環境「地域のめぐみがめぐるまち」
環境編では、自然との調和や持続可能性を重視した取り組みを描きました。
都城は自然に囲まれた地域であり、その自然環境を保護し、豊かな生態系を守っていくことが重要です。
- サーキュレーターエコノミー(循環型経済)の推進
- 誰もが責任ある消費者
- 環境配慮型企業になる
- エネルギーの地産地消
などが提案されました。それらのモチーフを描いています。
社会「ハートがめぐるまち」
社会編では、地域の結束や共生の重要性について探求しています。
地域の課題やニーズに対応するために、連携や協力の仕組みを構築するアイデアを出し合いました。
- ハートとの地域連携
- 地域で子育て
- すべての人に居場所ある社会
- 誰もが誰もの力になる
- 共助で支え合う
それらのモチーフを散りばめています。
経済「景気がめぐるまち」
経済編では、地域経済の振興や産業の発展について議論しました。
地域内経済循環や関係人口の創出、地元企業の魅力向上に注力することで、都城の経済の活性化を図ることができます。
- 地域内経済循環を高める
- まっとうな社会
- 地域の賑わい創出
- 関係人口を増やそう
- 地元企業の魅力向上
人材「個性と情熱がかけめぐるまち」
人材編では、都城の人材の育成や活躍の場の創出について考えました。
都城は、若い人材の育成や地域への定住を促進することで、持続的な発展を実現することができます。
シンポジウム、ワークショップでは度々人の魅力について触れられていました。
教育環境の充実や若者のキャリア支援についてアイデアを出し合いビジョンを作成。
- リーダーの育成
- チャレンジする人材
- シビックプライドの醸成
- 個性と多様性
- AI時代に生き残れる人材教育
参加者は、それぞれのモチーフに対して、自分自身の経験や思いを重ねながら考えることができます。
綿毛のモチーフ
また、ビジョングラレコには、土からたんぽぽの綿毛が生まれ、種になって全国へ巡るというモチーフを描きました。
この真ん中にスッと伸ばした綿毛のモチーフは、都城の活力や魅力が全国に、世界に、めぐり、広がっていく様子を表しています。
ビジョンを見た方が、自分自身の感じ方や解釈を反映させながら、ビジョンを共有していくことができるよう表情を描いていません。
それぞれのモチーフに見た人の表情や感情を重ねていただきたいと思いました。
ビジョンが都城青年会議所創立60周年記念誌に掲載
描いたビジョンは都城青年会議所創立60周年記念誌に掲載していただきました。
都城の自然環境や地域振興、人材育成などの要素を描いたビジョングラレコ。
それぞれのモチーフに対して自分自身の経験や思いを重ねながら考えることで、都城のこれからの持続的で広がりのある地域創出に活用いただけると嬉しいです。
まとめ
都城青年会議所の60周年を祝して開催されたシンポジウムでは、地域の未来に向けたビジョンが共有され、さらなる発展に向けたアイデアや取り組みが議論されました。
参加者は都城の未来を創り上げるために様々な視点から意見を交換し、共感を深め、
シンポジウムではワークショップを通じてビジョンが可視化され、都城の魅力や課題を考えながら将来の都城を形作る議論が行われました。
都城の自然環境や地域振興、人材育成などの要素を描いたビジョングラレコが完成。
それぞれのモチーフに対して自分自身の経験や思いを重ねながら考えることで、
都城の人々や資源の魅力が全国に広がり、人々の心を惹きつけることで都城の発展を支えることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!