グラレコで見る子供の声を行政に届ける宮崎市ティーンズ会議ワークショップ

目次

はじめに

宮崎市ティーンズ会議のグラフィックレコーディングを担当しました。

ティーンズ会議って若者の会議?俺たちには関係ないか…

子供の権利条約にも大人は子供の意見に耳を傾けることが定められているし、彼らの意見は社会の発展にとって不可欠!なんです。

わかった。どんな会議の内容だったか教えてよ。

宮崎市ティーンズ会議の概要

宮崎市ティーンズ会議は、市内在住・在勤・在学の12歳から18歳の中学生と高校生を対象とした会議。

子どもの視点に立った子ども・子育て施策を展開するための補助機関です。

第三期宮崎市子ども・子育て支援プランへの意見反映や具体的な施策展開を検討することを目的に行われました。

宮崎市ティーンズ会議はでは、以下の4つのテーマで話し合いが行われました。

  1. 「子どもだって言いたい! 意見をどうやって伝える?」
  2. 「家や学校だけでなく、もっとこんな場所が欲しい!」
  3. 「住みやすく活気のあるまちにするために、どんな活動をすればいい?」
  4. 「いろいろな人と出会える新しい交流の仕組みを考えよう!」

会議は、12月から3月にかけて3回にわたり開催されました。

  • 第1回 12月17日(ワークショップ)
  • 第2回 1月28日(ワークショップ)
  • 第3回 3月10日(最終的な発表)

場所は宮崎市老松のGMOhinataオフィス1階と宮崎市教育情報研修センターでした。

会議には、中学生12名、高校生22名の計34名が参加し、彼らのサポートとして大学生8名が参加しました。

それぞれが持つ視点や意見を共有し、子どもたち自身が考える子どもや子育て施策について議論を行いました。

テーマごとの議論とグラフィックレコーディング

ティーンズ会議では、4つのテーマごとに議論が行われ、それぞれのテーマについて、子どもたちがどのような意見を持ち、どのようなアイデアを出し、どんな感情を抱いたのかをグラフィックレコーディングを用いて描き出しました。

グラフィックレコーディングで、議論の過程や結果を可視化し、子どもたち自身や関係者が後で振り返る際の参考資料として活用していただきました。

テーマ1 子どもだって言いたい! 意見をどうやって伝える

第1回目 ティーンズ会議
第2回目 ティーンズ会議

テーマ2 家や学校だけでなく、もっとこんな場所が欲しい!

第1回目 ティーンズ会議
第2回目 ティーンズ会議

テーマ3 住みやすく活気のあるまちにするために、どんな活動をすればいい?

第1回目 ティーンズ会議
第2回目 ティーンズ会議

テーマ4 いろいろな人と出会える新しい交流の仕組みを考えよう!

第1回目 ティーンズ会議
第2回目 ティーンズ会議

グラフィックレコーディングの役割と効果

特に印象的だったのは、子どもたちが自分たちの意見を自由に表現し、活発に議論を交わす姿でした。

彼らは、自分たちと行政の関わり、まちづくり、生活環境や社会について深く考え、具体的な改善策や新しいアイデアを出していました。

その全てをグラフィックレコーディングとして描き出すことで、彼らの考えや感情が具体的な形になり、他の人々と共有することができました。

また、この経験を通じて、グラフィックレコーディングが意見の共有や新たなアイデアの生成の手がかりどのように貢献できるかを再認識することができました。

視覚的に表現された議論やアイデアは、言葉だけで伝えるよりも、参加者同士の理解を深め、新たなアイデアを生むきっかけを提供します。

成果と振り返り

第3回目 ティーンズ会議

宮崎市ティーンズ会議の成果として、最終回では中高生たちはそれぞれのテーマについて深く議論を行い、それぞれの視点から意見を発表しました。

この会議では、中高生がしっかりと事前準備を行い、堂々と発表している姿がとても印象的でした。

様々な視点から考えてきた意見を分かりやすい言葉で発表。

多様な視点が共有されることで、より深い理解や提言を得ることができました。

また、私が作成したグラフィックレコードを活用して、参加者全員で振り返りを行いました。この振り返りの過程で、見えてきたのは子供たちがワークショップを通じての「成長」。

「対話」の重要性に触れたこと、俯瞰した視点で相手の視点を持つ重要性に気づくことができたなど新たな気づきを得ることができ、それぞれの思いや感じたことを共有することができました。

まとめ

このような場で子供たちの意見や思いを視覚化することができ、そのプロセスをサポートできたことは、私にとって大変充実した経験でした。

これからも宮崎市ティーンズ会議が子供たちの視点を大切にし、その意見が市の子育て施策に反映されていくことを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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