学生・教職員・地域がつながる「ミヤダイミライ塾」──「飲食の未来」編を可視化して

「未来のことを、聴いて感じて、今ここで語る」——そんな豊かな場が、宮崎大学で開かれました。
私がグラフィックレコーダーとして参加したのは、ミヤダイミライ塾第2回「飲食の未来」。

大学関係者や市職員、学生、地元企業など多様な立場の方々が、「これからの食」をテーマに学び合う場。

その対話の流れや想いを、一枚の絵として記録しました。

目次

ミヤダイミライ塾とは

ミヤダイミライ塾は、宮崎大学と地域社会が連携し、分野を超えた知の共創を目指す実践型のプログラムです。
テーマに応じて、大学教員、学生、行政職員、企業人など多様なプレイヤーが集まり、「これからの未来」について共に考え、語り合います。

今回の第2回のテーマは、
「飲食の未来のかたち〜新しい飲食体験へのチャレンジ〜」

  • 日時:2025年5月23日(金)18:30〜20:00
  • 形式:対面+オンライン(ハイブリッド開催)
  • 会場:宮崎大学ひなたキャンパス(宮崎市錦本町)
  • 参加費:無料
  • 主催:宮崎大学 研究・産学地域連携推進機構 ミヤダイミライ塾事務局

当日の様子や公式な開催報告は、宮崎大学のサイトでも紹介されています。
宮崎大学公式開催報告はこちら

グラレコで可視化された「飲食の未来」

今回描いたグラレコはこちら▼

ミヤダイミライ塾第2回で描いたグラレコ

ゲスト講師として登壇されたのは、サントリーホールディングス株式会社の大窪信一さん。

メイン講師はMOC(宮崎オープン・シティ推進協議会)の島中翼さん。

大窪さんの視点から語られた「逆張りの発想」や「宇宙時代の食文化」、「遠隔地の人と一緒に食べる未来像」など、さまざまな視点が交錯し、描きながらもワクワクする時間でした。

グラフィックレコーディングの視点から

今回のグラレコ制作にあたって意識したのは、
発言内容を見えるように描くことと、参加者があとから見ても再度語り合える絵にすること

「サステナビリティ」「AI×データ」「ヘルス&ウェルネス」といったキーワードを、未来事業の文脈の中でどう位置づけるか。


「誰と、どこで、どう食べるか?」という問いは、単なるフードトレンドではなく、社会との関係性や文化の進化に関わる問いでもあります。

描きながら感じたのは、「未来の食」は単にテクノロジーの進化だけでは語れないということです。
誰と食べるか、何を大切にするか——そうした人間らしい営みの中に、技術が寄り添う未来こそが、本当の意味での“ミライ”なのではないか。
登壇者や参加者の発表から、その可能性が力強く伝わってきました。

グラレコは単なる記録ではなく、その場にいる全員の「共通認識」をつくる力があります。
特に教育・まちづくり・イノベーションのような“正解のないテーマ”においては、その力を強く感じます。

おわりに〜グラレコが橋渡す未来

ミヤダイミライ塾のように、学生・教職員・地域がフラットに混ざる場は、
これからの社会においてとても大切な存在です。

その中で、グラフィックレコーディングは
「アート」と「思考整理」の橋渡し役として機能します。

描かれた絵が、「次の会話のきっかけ」になったり、
「参加していない人との共有の糸口」になったりする。
そんな未来をつくる道具として、これからも場づくりをご一緒できたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

関連リンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次