今回、LINEヤフーさんが運営するLODGEにて行われた「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2023」の授賞式に参加し、グラフィックレコーディング(グラレコ)させていただきました。
「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」とは
株式会社ホルグが主催する地方公務員のアワード。
全国各地で活躍する地方公務員を表彰する取り組みで、2023年で7回目を迎えます。
本アワードは、地方公務員の他薦をもとに、活躍する地方公務員が審査を行い、『地味』『派手』を問わず「本当にすごい!」と思われる地方公務員(教育、福祉、警察、消防等を含む)を表彰する取り組みです。地方自治体には組織の中で高い成果を上げている多くの地方公務員が存在しています。しかし、行政が行う業務には地味で目立たない仕事もあり、活躍する公務員の成果やノウハウに光があたる機会は限られています。そこで本アワードでは、高い成果をあげた職員の活躍を一般市民や他自治体、そして、メディアへ共有し、地方公務員がより力を発揮できる環境を構築できればと思っています。
「地方公務員アワード」は、答えではなく方法やマインドを知る良い機会だと感じます。
全国各地の自治体で行われている独自の取り組みから成功事例を見つけ、自分の自治体に持ち帰っても必ずしも成功するわけではありません。
なぜなら、成功事例は各自治体が導き出した「最適解」であり、その方法やマインドは成功事例からは見えにくいからです。
今回のアワードでは、神奈川県知事補佐官(総務省)/よんなな会発起人の脇雅昭さん、アナウンサー宮崎香子さんが司会進行を務め、審査員の方々と共に受賞者の実績に至る考え方や想いなどを引き出してくださいました。
「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」のインタビューの様子をグラフィックレコーディング
今回、中野区のやまちゃんこと山脇英明さんと一緒にインタビューの様子を初めてグラフィックレコーディング(グラレコ)させていただきました。
入り口に掲示されたグラレコはさいたま市のあんなさんこと廣瀬 杏奈さんが描いています。
今回インタビューのグラレコを描くにあたっては、
- あんなさんの描いた受賞者の似顔絵を活用して
- 山脇さんとチームになって
- トンマナを合わせて2人で描く
ことに挑戦しました。
3人ともオンライン市役所 図解・グラレコ課にルーツがあり、全員が公務員。
過去にぼうさいこくたい2022(内閣府男女共同参画局主催ワークショップ)を始め、今まで共にグラレコを通じた場づくりをし続けてきました。
今回、このような形で3名で共に1つのグラレコを作成できたことはとても感慨深かったです。
地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード当日のグラフィックレコーディング準備
下書きをした模造紙を飛行機(宮崎→東京)にのせて持っていくのは難しい。
そこで、当日会場で下書きから作成し、合わせて似顔絵の配置、色のイメージ、描く順番などを決めていきました。
会場に続々人が集まる中、夏休み前日に宿題を終わらせる子供のように必死になって作業を進めます。
グラレコの会場配置
当日に運営の加藤さんと会場を見ながら模造紙を貼る場所を相談。
結果、授賞式会場前方、ガラス面に直接模造紙を貼ることに。
下書きした模造紙をせっせと貼っていきます。
地方公務員アワードがいよいよスタート!
いよいよ授賞式が始まりました!
会場は、受賞者の方々、受賞者のご家族、過去のアワード受賞者の方々、地方公務員オンラインサロンホルグメンバー、企業の方々が勢揃い。
少しの緊張感とワクワク感を抱えつつ、脇雅昭さんと宮崎香子さんの司会進行で授賞式が始まりました。
今年の受賞者の方々はコチラの方々!
●受賞者名所属
受賞者1: 阿部 真行(群馬県みなかみ町 観光商工課 インバウンド担当 課長補佐 兼 台南市政府対日事務相談顧問)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-03/
受賞者2:岡田 俊樹(愛知県豊田市 上下水道局 上下水企画課 主幹)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-04/
受賞者3:海老澤 功(東京都西東京市 健康福祉部 障害福祉課 課長)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-05/
受賞者4:金澤 剛史(埼玉県久喜市 健康スポーツ部 スポーツ振興課 副主幹)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-06/
受賞者5:江澤 隆輔(福井県 坂井市立三国中学校 教諭)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-07/
受賞者6:市橋 哲順(新潟県 福祉保健部 地域医療政策課 政策企画員)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-08/
受賞者7:市川 美奈子(静岡県 地域外交局地域外交課 地域外交参事官 ※台湾駐在)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-09/
受賞者8:緒方 祐(福井県越前市 総務部 市民協働課 ダイバーシティ推進室 主査)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-10/
受賞者9:小玉 悠太郎(福井県坂井市 総合政策部 移住定住推進課 兼 企画政策課 ふるさと納税推進室 主査)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-11/
受賞者10:中軽米 真人(岩手県八幡平市 商工観光課 課長補佐)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-12/
受賞者11:中村 広花(福井県高浜町 産業振興課 主事)
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-13/
受賞者12:野嶋 京登(静岡県浜松市 富塚協働センター 主任 ※コミュニティ担当 )
詳細情報:https://www.holg.jp/award/2023-14/
地方公務員アワードインタビューのグラレコ紹介
コチラが今回授賞式の様子を描いたグラレコです。
あんなさんの描いたグラレコの世界観をそのままに
当日のカラーを黒・オレンジ・黄色の3色を原則として山脇さんと2人で書き進めました。
授賞式は約5時間。
グラレコを描く様子はこんな感じ。
地方公務員アワード2023表彰式の様子
実際にどんな内容だったのか気になる方は、アーカイブ動画もありますのでぜひご覧ください!
約5時間超の動画になっています。YouTubeリンク 2:09あたりでグラフィックレコーディングを紹介いただいております。
地方公務員アワード2023表彰式での学び
地方公務員アワードはキラキラ輝く公務員を表彰するアワードと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
もちろん受賞者の方々の取り組み、実績、成果は素晴らしいことは言うまでもありません。
しかし、どの受賞者の方々も問題に直面し、葛藤し、壁をどのように突破したのか。それぞれにストーリーがありました。
全国の自治体が抱える社会課題は、福祉、交通、人口減少など様々ですが、公務員一人一人はそれらの社会課題の解決の際に壁にぶち当たります。
アワード受賞者の壁を突破する考え方、周囲の巻き込み方、社会課題解決の先にあるビジョンなどは、公務員一人一人に一歩踏み出す勇気や壁を壊すヒントを与えてくれます。
受賞者の方々は
- 『たまたま』という偶然を掴むためにしっかり準備をされていること
- 周囲への感謝を忘れないこと
- 社会課題解決の先にあるビジョンを持っていること
- ちょっとした怒りなどの原動力をエネルギーとして活用していること
をお持ちでした。
受賞者一人一人を遠い存在と感じずに、自分の中に少しでもエッセンスを落とし込むことができれば、自分たちの住むまちがもっと良いカタチになっていくのではないか。
そんなことをグラフィックレコーディングを描きながら考えていました。
まとめ
今回初めて地方公務員アワード2023に参加し、グラフィックレコーディングをさせていただき、表彰式の様子をお伝えしてきました。
参加者の方々と交流してお話しした内容、グラレコを描きながら感じたこと
などを自分のまちに活かしたいと感じました。
最後になりましたが、受賞者の皆様、おめでとうございました!
お読みいただきありがとうございました!