はじめに
グラフィックレコーディング(グラレコ)は、会議やプレゼンテーションの内容をわかりやすく可視化し、話の要点を整理できる便利な手法です。
とくにA3サイズの用紙を使うことで、内容をしっかりと視覚化でき、より効果的に情報を伝えることができます。
この記事では、A3サイズのグラレコをビジネスシーンで始めたい方向けに、基本的な準備からおすすめの文房具までをご紹介します。必要なアイテムを揃えて、効果的にグラレコを楽しみましょう!
なぜA3サイズ?A4やメモ帳ではダメなの?
「A3サイズなんて大きすぎるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、A3サイズにはグラレコならではのメリットがたくさんあります。A3の大きさだからこそ情報をまとめやすく、視認性も良いため、ビジネスシーンで特に活躍します。
- 広いスペースで全体を見渡せる
A4サイズやメモ帳だと、書き込める範囲が限られてしまい、複数の情報をまとめるのが難しくなります。A3サイズであれば広いスペースに大きく要点を描き出せ、会議の流れや内容をひと目で見渡せるため、参加者全員に伝わりやすくなります - 視認性が高く共有しやすい
A3サイズは机の上で広げやすく、周りの参加者もその場で見やすいため、会議中に全員で内容を確認しながら進められるのもポイントです。A4やメモ帳のサイズだと文字や図が小さくなり、せっかくの情報が読みづらくなる場合もあります。 - アイデアを広げ、補足事項を加えやすい
広いスペースがあることで、追加の意見や補足も描き足しやすくなります。A3サイズなら、重要な部分を目立たせつつ補足情報も入れられるため、内容がしっかり整理でき、伝わりやすくなるのです。
このように、グラレコではA3サイズが最もバランスが良く、視覚的に情報を伝えるのに効果的なサイズです!
グラフィックレコーディングを始めるための基本準備
会議でA3サイズのグラレコを取り入れる際、まず揃えておくと便利なアイテムをご紹介します。シンプルに準備するだけでスムーズに始められます。
- A3サイズの紙
A3サイズは、会議テーブルでも広げやすく、周りからも視認性が高いため、情報がその場で共有しやすくなります。紙の質も大切で、裏抜けしにくい厚みのあるものを選ぶと安心です。 - ポストイットやメモ用紙
アイデアの整理や補足事項を書くときに便利です。貼り剥がしができるため、重要なキーワードや要点を補足したいときに使うと、よりわかりやすいグラレコが完成します。 - グラフィックレコーディング向けのペンセット
次に紹介するペン類は、情報の可視化に役立つアイテムばかりです。表現したい内容に合わせて色や種類を選び、場面ごとに使い分けるとさらに効果的です。
手軽に手に入れて使いやすい文房具
1. ゼブラ サラサクリップ ジェルインクボールペン 1.0 黒
「ゼブラ サラサクリップ ジェルインクボールペン 1.0 黒」は、見出しや重要なポイントをしっかり目立たせるための一本です。
太めの1.0mmのペン先から濃いインクがなめらかに出るため、視認性が高く、強調表現に最適。さらに速乾性があり、にじみにくいジェルインクなので、長時間の使用でもクリアな線を保てます。初めてグラレコを試す方にも安心して使える定番の一本です。
普段の0.5mmではなく、あえて1.0mmを選ぶことで、視認性が一段とアップし、ビジネスシーンでも要点が伝わりやすくなります。
2. ゼブラ サラサクリップ ジェルインクボールペン 0.7 グレー&ブラウン
ゼブラ サラサクリップ 0.7 グレー」と「茶色」は、補助的な情報やサブの声を表現するのに最適です。
普段使いでよく使われる0.5mmよりもあえて太めの0.7mmをおすすめしています。
「ゼブラ サラサクリップ 0.7 グレー」と「茶色」は、0.7mmの適度な太さが補足情報やサブ的な情報を描き出すのに最適です。A3サイズのグラレコで、この少し太めのペン先にすることで、心の声や吹き出し、雑音なども視認性が高く、会議の補足情報が自然に目に入りやすくなります。
落ち着いたトーンがメインの内容を引き立て、重要なポイントを自然と際立たせます。グラレコ全体のバランスを保ち、読み手に優しい表現ができるため、会議の補足メモなどにも適しています。
3. プロッキー 黒
「プロッキー 黒」は、洋服や大きなエリアの塗りつぶし、輪郭の強調に便利な一本です。
濃い発色が特徴で、特にA3サイズのグラレコで広い範囲を塗りつぶしたり、線に強弱をつけて視認性を高めるのに効果的です。また、速乾性のあるインクは、描いた部分がにじみにくいため、内容がスッキリと見やすくなります。重要な要素を強調したい場面で特におすすめです。
4. 蛍光ペンでさらに視認性アップ
お手持ちの蛍光ペンを使って、特に強調したい箇所をさらに目立たせると、視認性がアップします。
蛍光ペンを重ねる際、黒を含めて3色程度に抑えて使用ルールを決めると、グラレコ全体がまとまりやすくなります。例えば「重要なポイントはピンク」「補足情報は黄色」といった色分けのルールを設けると、自然に視線を誘導でき、読み手にもわかりやすいグラレコが完成します。
本格的な表現をサポートするマニアックな文房具
ステッドラー ピグメントライナー 斧型 ブラック
「ステッドラー ピグメントライナー 斧型 ブラック」は、線の太さを自由に調整できるため、細部をしっかりと描き込むときや、見出しやポイントを太めに強調したいときに最適なアイテムです。
この一本で太細の線を使い分けられるので、A3サイズでも全体の構成が引き締まった印象になります。ビジネスシーンのグラレコにおいても、内容を読みやすく視覚的に整理するのに役立ちます。
マービー 水性染料 ツインマーカールプルームII
「マービー 水性染料ツインマーカールプルームII」は、一本で異なる太さの線が描けるため、見出しや細かい要素の強調に最適です。
発色の良さとにじみにくいインクが特徴で、蛍光ペンを重ねてもクリアな仕上がりが保たれるため、視認性の高いグラレコが可能です。ビジネス資料やプレゼンテーションにおいても、内容がしっかりと伝わり、全体を視覚的に整理できます。
まとめ
今回ご紹介した文房具は、手軽に購入できる定番アイテムから表現の幅を広げるプロ仕様のアイテムまで揃っています。
まずは手に入りやすいアイテムから試し、必要に応じてマニアックなツールも追加することで、表現の自由度がさらにアップします。A3サイズでのグラレコを取り入れて、楽しみながらぜひ会議やプレゼンでの新しいコミュニケーション手段として役立ててみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。